俺はもう本気だしてるんだけどなぁ。

~かーりーの、ブログ~

ナポリピッツァ職人から学ぶ伝統継承とは

200年以上引き継がれてきた、イタリアナポリの伝統的なピザ職人の技術が、このほどユネスコ無形文化遺産に登録されました。

 

生地を宙に投げたり、指で回したりして整える技術で、焼き上がりは、縁の部分が厚く

熱で膨張して膨らんでいます。

 

伝統的なナポリのピッツァというのは、技術的な事の他に、材料や製造方法が厳格に

定められているそうです。

例えば、使用する材料は、小麦粉、水、酵母、塩の4つのみで、手だけを使って

伸ばす、だとか、窯の床面で直火焼きするなどです。

 

このような技術や製法が失われないように緻密な規則を作り、また職人の技術を

再評価する機関が、「真のナポリピッツァ協会」というところです。

 

なるほど!

この協会のおかげで200年以上その伝統は失われずに、このたび、ユネスコ

無形資産遺産登録になったのかぁ!

と、思ったのですが、、、

 

よくよく調べてみるとこの協会、創設は1984年と、比較的新しく、また創設の動機というものが

”より質の高いピッツァを作るため自分自身への刺激になるだろう”

というものだったそうです。

それがいつしか、ヨーロッパ、そして世界中へと広まり、今や全世界で約5000、

日本で67の認定店があるほどになり、ついには、世界遺産となりました。

(ちなみに認定店とは正真正銘ナポリピッツァを提供していると協会に認められた店)

 

ピザが嫌いな人はそうそういないし、手軽でおいしいし、何だかオシャレだし、

世界中で親しまれているのはじゅうぶん納得できるのですが、200年以上続く技術や

製法が大半の時間は、師匠から弟子へ伝えられてきたのみで(少なくとも協会ができる以前)、伝統継承の感覚というものは、日本のみならず、やはりどこにでもあるのだなと改めて感じました。

 

なぜ途絶えることなく続いたのか、個別に探っていく事は大変ですし、お国柄みたいなものもあるので、理解するのは容易ではありませんが、

少なくとも食に関しては単純にその材料製法で作るとおいしいから!

 

時代を超越する不変的なおいしさ。 

 

となると、おのずとその工程はシンプルなものになります。

 

そして何より、そのおいしいものをより多くの人に届けたいという職人の思いが、

気が付いたら200年経ってた、みたいな・・・。

 

世界遺産登録に関して数が増えてありきたりになっている、だとか、世界遺産とは違う

だとか、ありがたみがなくなってきてる、だとか批判的な意見もあったりしますが、、

 

「ピザはなんにする~??」

マルゲリータでよくない??」

「じゃそれで!」

 

世界中で食されていて、その作る工程や、パフォーマンスとしても人々を魅了する技術が世界遺産登録により再び評価され、その伝統がより強固に守られていくことは、

大変素晴らしく、喜ばしいことだと思います。